Macintosh Classic2のケースを開けたら…。

2013/03/22

もはやゲイジツ品

先日我が家にやってきた可愛くてしかたがないMacのケースを開きましたのでレポートを。
ケースを止めてあるネジはたった4本ですが、いわゆる星形のトルクスネジ。T15というサイズです。

このトルクスドライバーを探すのに苦労しました。ドライバー自体はホームセンターなどでも売っているのですが、長さが重要。
上部のネジは非常に奥まったところにあって、持ち手の先が長いものでないと届きません。

意外にコンパクトな中身は続きから・・

このMacintosh Classic2は発売が1991年。
中身を開いてみましたが、あらためてシンプルさに驚きました。

裏側から見て右サイドには電源とブラウン管の制御系を司るアナログボード。このあたりは高電圧でコンデンサやトランスも多いので、電源をおとしたあとでも迂闊に触れません。

ブラウン管下からアナログボード
ブラウン管下からアナログボード

驚いたのはここからです。コンピュータといえばロジックボードにCPUがのっていて、そこからHDDなどへのケーブルが走っているもの。それがこのMacの場合底に配置されています。
コネクターを3本外すだけ

電源とディスプレイへの出力を中央のコネクタ一本でまかない、その他にはFDD用のリボン、HDD用のSCSI端子が一本。この3本をはずすだけです。ロジックボードに触ってみると簡単にうごいたので、スリットをすべらせて引き出してみると・・・

ロジックボードは簡単に引き出せる。あまりにも小さい!
ロジックボードは簡単に引き出せる。あまりにも小さい!

小さっ!!
腰を抜かすほど小さいです。最近でこそ小型のベアボーンみたいなのが売ってますが、これ1991年ですよ?
Motorola 68030 16MHzのCPU。速度で言えば今とは比較にならないほど遅いけれど、ソフトとハードすべてがコンパクトに完成されていたのがこのロジックボードを見てひしひしと伝わってきます。
※iPhone5のCPUは800Mhz〜1Ghzだそうです。2桁違うんですね ^^;

7インチのNexus7とほぼ同サイズ
7インチのNexus7とほぼ同サイズ

Motorola 68030といえば、シャープのX68000の上位機種にはこの68030がのってましたね。憧れの国産PCと同じってのはちょっと感慨深いです。

ところで、ケースを開けてみてはじめて気がついたんですが・・・。
HDDが無い・・・(T_T)
まあ構わないのですが、もういちどヤフオクの説明を見なおしたら、HDD外したとも書いていないけれど、何ギガが入っているともかいてありませんでした。まあ構わないのですけれどね。

というわけで、HDDの追加とOSのインストールを近々行います。

macintosh classic 2

ケースを外す前はこんな感じです。