各社ポイントをANAマイルに集中交換して年に一回無料航空券を手に入れる手順もろもろ。通称丘マイラーの手引き。

2013/10/28

タダで海外へいけるのか?

航空会社のマイルというのは飛行機に乗って貯める以外にも、クレジットカードのポイントなどでも貯めることができます。あらゆる出費をポイントに変え、最終的にマイルに変換することで年に1回くらいは海外にタダでいっちゃおうという方法を紹介します。

近々台湾へマイルで手に入れた航空券で行ってきます。正確にはANA国際線特典航空券といって、本来はたくさん飛行機にのってくれたお客さんに、おまけでどっか行ってらっしゃいというもの。出張とかが多い人はマイルをためて旅行に行っちゃえたりします。特典利用者登録をしておけば家族の分にもマイルが使えます。

1年間でどのくらいマイルがたまるのか?乗らずに貯める丘マイラー

一方、飛行機にはあまり乗らないという人も、マイルは貯めることができます。空で貯めずに地上でマイルを貯めるので、そういう人を「丘(おか)マイラー」と呼ぶそうです。

まずは、どのくらいのマイルを丘でためているのか?
内訳は、

  • お小遣い用カード(楽天カード) 3万円/月→ 300楽天ポイント/月→ 150マイル/月→ 1800マイル/年
  • 家計費用カード(ANA JCB) 8万円/月→ 800マイル/月→ 9600マイル/年
  • ANA-Edyカード 3000円/月→ 15マイル/月→ 180マイル/年
  • アフィリエイトやボーナス楽天ポイント 600楽天ポイント→ 300マイル/月→ 3600マイル/年

以上で 15180マイル/年 稼いでいる計算です。

家計費用のカードからは、電気、ガス、スーパーでの買い物、外食などできるかぎり現金払いをカード払いに切り替え、出費を可能な限りポイントに結びつけるようにしています。これらの手続きはいちどしてしまえばあとは放っておいてかまいませんし、カード払いにすることで(分割やリボ払いはぜったいダメ)、引き落とし額の毎月の変動が一目でわかるので、月々の出費が多かったのか、少なかったのかを把握できます。

我が家の場合、毎月約10万円をカード払いしていることになりますが、それでもまだ余地はありそうです。お宅の場合はいかがですか?家計費の出費は我が家はかなり慎ましいほうですが、それでも年間15000マイルたまってます。

では、この15000マイルってどのくらいの価値があるのでしょうか?

無料航空券にはどのくらいのマイルが必要なのか?

マイルは国内線でも、国際線でもどちらの無料航空券にも変えることができます。どれだけのマイルでどこまでいけるか?まずはANAの該当ページを見てみましょう。

必要なマイル数:

国外: http://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/kokusai.html#a02

国内: http://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/kokunai_6.html

海外旅行に必要なマイル

ちょっとわかりづらいですが、今は10月のレギュラーシーズンなので、必要な無料航空券を手に入れるためには、東京と台北(台湾)の往復20000マイルが必要ということになります。東京と沖縄の往復なら18000マイルが必要ということになります。

さきほど計算したように、うちの家計の場合、1年間でたまるマイルは約15000マイルほどですので、もし東京にすんでいた場合15ヶ月で沖縄の往復チケット16ヶ月で台湾の往復チケットが手に入ることになります。

ただし、無料航空券の場合も燃油サーチャージや空港使用料、また、ANA JCBカードの10マイルコースの場合はポイントの変換手数料が必要です。5マイルコースでは手数料は必要ありませんが、年間に42万円以上の利用額がある場合には10マイルコースのほうが得なようです。参考(ANAJCBカードについて ANAJCB一般カードの10マイルコースと5マイルコースでは…)

なぜマイルを無料航空券に変えるのか?

航空会社のマイルは航空券に変えずに、10000マイル10000円、12000マイルを15000円分のANAご利用券と引き換えることができます。http://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/anagoriyou.html

ANAご利用券はホテルの食事やツアー旅行の際に現金の代わりとして使えたりします。ただし、これはちょっともったいない使い方だとおもいませんか?ためしに先ほど20000マイルで無料航空券がもらえる東京・台湾の往復を正規料金で検索してみると・・・・145600円??

桁が違います。まあふつうは格安チケットなどを購入することが多いでしょう。ローコストキャリアーのPEACHでも同じように検索してみると、東京からはなかったので、大阪からだと17280円という数字がでました。さすがに安いですね。コストとサービスをどうとらえるかは別問題ですが、マイルはやはり航空券に引き換えたほうが得だといえそうです。そもそもお買いものなどで手に入れたポイントなのですから。

全日空(ANA)で貯めるのか、JAL(日本航空)で貯めるのかをはっきりさせる事が大切

まず、ANAとJALのどちらのマイルを目標にするのか。これをはっきりしておかなければ、せっかく貯めたポイントもうまく変換できずに無駄になっていまいます。

いろいろなポイントサービスがありますが、マイルへの変換先をよくみてみると、ANAまたはJALのどちらか一方にしか変換できない、どちらかのグループに属していることがわかってきます。私の場合はもともと楽天カードをおこずかい用のカードとして利用していたので、ANAへのルートを持っているサービスを利用してポイントを貯めていく事にしました。

おもに契約するカード類

  • ANAマイレージクラブEdyカード : マクドナルドなど飲食店の支払いで使う。Edyをつかうとマイルが貯まる。(200円→1ANAマイル)
  • Tポイント: ビデオレンタルや給油、ファミリーマートでの支払いで貯めてマイルに変換。(500Tポイント→250ANAマイル)
  • 楽天カード(VISA): お小遣、携帯電話、個人の支払いにつかうクレジットカードとして使用。たまった楽天ポイントをマイルに変換。(楽天2ポイント→1ANAマイル)
  • ANA JCBカード: 電気・ガス・電話料金、各種保険、食材、外食、旅行 など、あらゆる家計に関する出費はこちらから。JCBのポイントであるOkiDokiポイントをマイルへ変換。1000円ごとにたまるOkidokiポイントをマイルへ変換(Oki Dokiポイント 1ポイント=10マイル マイル移行手数料2,100円(年間/税込))
  • SMART ICOCCA: 街中の電車、バスなどの少額な交通費や売店の支払いに使う。チャージは楽天カードから

意外とシンプルでしょう?基本的には家計費はANAのJCB。お小遣いは楽天のVISA。というふうに使い分けています。

ANA JCBカードでたまるのはOkiDokiポイントというもの。これをANAマイルに変換します。毎月のカード利用合計金額1,000円ごとに1ポイント。マイルに変換すると1000円で10マイルたまるという計算になります。

楽天カードを使い分けるわけ

では、楽天のクレジットカードをどうしてわけて使っているのか?理由はポイントの貯まりやすさにあります。

私が利用している楽天ポイントを貯めることができるサービスは以下のとおりです。

  • 楽天リサーチのアンケートへ回答
  • インフォシークのメールを読むことでポイント
  • 楽天アフィリエイト成果報酬
  • 楽天ブロードバンド利用ポイント
  • 楽天市場での購入で割増ポイント
  • 楽天銀行ハッピープログラム
  • 各種キャンペーンへのエントリー

まあいろいろあるのですが、総じてポイントがたまりやすくできています。とくに意識しなくて毎月600楽天ポイントほど獲得しているので、ANAマイルに換算すると300マイルほど。年間で3,600マイルほどを、クレジットカードの利用金額によるポイント以外に手に入れていることになります。利用金額に換算すれば、通常100円で1ポイントですので、36万円分の買い物をした際のポイントに相当します。

さらに、前述のEdyカードには、パソコンやiPhone用パソリ(iPhoneとBluetoothでリンクするEdyリーダー買ってみた。)をつかってチャージしています。これによってポイントがつくのかどうかははっきり調べていないのですが、うまくいっていれば、Edy利用の際のマイルと、Edyへのチャージの際の楽天ポイントが2重についているということになります。以前にはヨドバシカメラのポイントはクレジットカードよりもEdyでの支払いのほうが率がよかったので、わざわざチャージして利用していたこともありました。

OkiDokiランド利用で余分に稼ぐ?

一方のANA JCBカードですが、こちらも通常の利用合計でつくポイント以外に、ふつうにネットショッピングをして支払うより余分にポイントを稼ぐことができます。それがOkiDokiランドです。http://www.okidokiland.com/odl/index

たとえば、下記のようなネットストアは、ふつうにアクセスするより、このOkiDokiランドを経由して利用したほうが、2倍から3倍ポイントが加算されます。

  • アマゾン(総合ネットショッピング)
  • 丸善ジュンク堂書店(書籍)
  • ベルメゾンネット(日曜雑貨)
  • ポンパレ(共同購入)
  • ぐるーぽん(共同購入)
  • タワーレコードオンライン(音楽CD/DVD)
  • イエローハット(カー用品)
  • アイリスプラザ(日曜雑貨)
  • MoMaストア(おしゃれ雑貨)?
  • ネットショップビッグカメラ(電化製品)
  • マツモトキヨシ(日用品)

ほかにも結構使えそうなネットショッピングが多く、まどぐちとしてOkiDokiを経由すると得します。利用するまえにちょっとリストをのぞいてみると意外と参加していたりします。とくにアマゾンは個人的によく利用するので、普通につかうのはかなりもったいないです。http://www.okidokiland.com/odl/shop/list

わかりやすいExcelシートつくりました

いろんなポイントをひっかき集めて、今マイルとしては幾らたまっているのか?わかりやすく計算するためのExcelシートを作ってみました。よかったらあなたのポイントを入力してみてください。とりあえず20000マイルたまれば海外いけますよ!

ダウンロードして利用してください: https://app.box.com/s/jt9a239d42colimc69ub

最後に

私なんてマイルのひよっこです。上記のポイントにはルールがいろいろとあってそれも日々変更されたりします。ポイントとして持っていても一部それぞれのルールで変換できない分があったりもします。詳しいかたで、ここ違う!というご指摘があれば、ぜひコメントに書き込みを寄せてください。みなさん良い旅ができますように。