スーツ代や書籍が必要経費に認められるようになるけれど、あまり期待しないほうが良さそうな節税額。
最近、サラリーマンに認められる必要経費の分類が増えたというニュースが話題です。わたしは新聞で初めて知りました。会社に証明をもらって確定申告すればOKなのですが、私の読んだ記事には具体的にどれくらい税金が減るのか?書かれていないわけです。そこが一番重要。手間(コスト)と実入りのバランスをチェックしなくては。
さて、ちょこっとググってみただけでたくさん出てきました。追加される内容は
- 通勤費・新幹線の特急料金は控除の対象。タクシー代や駐車場代はダメ
- 仕事に役立つ専門学校や語学学校の授業料は対象。今の仕事と関係ないカルチャースクールはダメ
- 仕事で着るためのスーツ代は対象。Tシャツやジーンズはダメ
- 仕事で必要な新聞代、雑誌は対象。
これらを控除の対象としてみとめてもらうには、会社に「特定支出に関する証明の依頼書」を出してハンコを押してもらいます。書式のダウンロードは国税庁のホームページからPDFでできます。
じゃあ、いくら節税になるの?それが肝心
実際にどれくらい節税になるのか。このサラリーマンに認められる控除についての話題はあちこちで取り上げられているのに、意外と肝心な「得する額」の試算がされていません。
ちょっと前の記事ですが、税理士さんが試算したメルマガがこちらにありました。(サラリーマンに認められる必要経費)
こちらによれば、年収300万円の人が1年間に必要な図書費、衣服費、交際費の合計60万円を申告した場合、節税額は9千円也。
おっとぉー。9千円かぁ。60万円の支出ということは、月額5万円。まあ非現実的とは言わないけれど、あまり大きな期待をするほどのことでもないかと思う結果でした。
もともと自分みたいなサラリーマンはそれほど税金も払っていないし、社会生活で得る恩恵のほうがずっと大きいので、まあしっかり働きましょうってことで。税金のことを考えるとき、福沢諭吉の学問のすすめの一節を思い出します。第7篇第5段落です。よかったらどうぞ。
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