いま再び読む永六輔!!

2013/01/09

永六輔シリーズ
永六輔シリーズ

久米宏さん、永六輔さん、山本夏彦さん この3人に共通するのは東京育ちで「よせやぁい」の感覚だとおもうんです。
前置きはさておき、大好きなおさん方のうちの一人、永六輔さんはベストセラー「大往生」が有名ですが、それ以外にも写真のようにいろいろと興味深い本があります。

「職人」「芸人」「商人」の3部作は昭和初期の人々の暮らしが「昔はよかった」だけでは決してない語り口で綴られています。近現代の文化資料でこんなに面白おかしく読める本って他にはありません。

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放送作家、作詞家、ラジオのパーソナリティなど多彩な顔を持ってらっしゃる永さん、たとえば面白い(っていっては叱られるかもしれない)のが、日本の計量法が尺貫法をみとめない、認めない尺貫法でつくられた曲尺・鯨尺を販売することまかりならんというのを、おおっぴらにご本人曰く「密造」したりとなかなかファンキーな方なんです。

着物作るのにメートルで作れ!もう尺貫法の巻尺は売ってませんからよろしく!って杓子定規なのが国の法律。「伝統的な業種において慣習としての尺貫法の例外的使用」をみとめさせちゃったみたいですね。

なんか変だをちゃんと考える、突き詰める人の言葉って自分の栄養になります。
永六輔さんの書籍は多くの人の口から出た言葉であふれています。