ブロードウェイ♩ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

本場ブロードウェイのコーラスラインはもちろん見たことがないけれど、僕が中学生の頃に夢中になったのが、その舞台を映像化した1985年にリチャードアッテンボロー監督、マイケルダグラス出演の映画「コーラスライン」でした。

どちらも見たことがない人には、何のことだかわからなくなりそうだけれど、1975年の舞台コーラスラインは実際のダンサーたちの実話をもとにオーデションに臨む姿を描くミュージカル。1985年の映画コーラスラインはその映画版。そして、ここで紹介する「ブロードウェイ♩ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」が、その作品を見て育った若者たちが再演ミュージカルのオーデションに臨む姿を描いたドキュメンタリー映画です。

そういうわけで、これを見ている人たちはおおよそコーラスラインのファン。ファンのための映画といっていってよいだろうけれど、ダンサーたちの必死な姿に思わずこちらも熱くなる。

レビューでも多くの人が書いているけれど、ゲイのダンサー、ポール役を演じるジェイソン青年のオーディションでの演技に、テレビの前でもらい泣き。

YUKAとして登場したキュートな東洋人の女性。ん?日本人?と思って調べてみたら、沖縄出身の高良結香さんという方でした。背の低さがコンプレックスというコニー役を、ミュージカル初演で、このドキュメンタリーの中ではオーディションの振りを指導する本人の前で演じます。不思議と二人が重なって見えてくるから不思議。オーディションの結果は自分の目でどうぞ。

「ブロードウェイ♩ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」はHULUで見られます。でもぜひ1985年の映画コーラスラインを先に。それが下の映像。ドキドキが止まらないオーディションシーンです。より楽しめると思いますよ。