関西Ruby会議05に参加してきました。 #kanrk05
1ヶ月前に岡山Ruby会議02に参加し、Ruby会議としては2回目の参加。今回もRubyの強者たちから大いに刺激をうけてきました。当日の案内 会場は御堂筋線江坂駅前のTIS本社、パシフィックマークスビルの19階セミナールーム。きれいなビルだなー、休憩スペースから大阪の街を一望です。写真とらなかったのがもったいなかったです。絶景でした。
会場ではプレゼン用のセンタースクリーンの横に、#kanrk05 のハッシュタグでツイートされた内容がリアルタイムに表示されていました。これがよかった。ときどきUSTREAMを見ている方からのツイートもふくめ、参加者のナマの反応がそのまま見えるわけです。ちょっとサマーウォーズみたいでしたw。
今回は残念ながら夏休みキャンプに行ってた息子のお迎えという任務を仰せつかって、後半のTLまでしか参加できませんでした。
http://instagram.com/p/dqJExSg0zz/
http://instagram.com/p/dqR2xuCqPn/
http://instagram.com/p/dqRkhNEKKl/?
サーバイブ・生き残り
今回のRuby会議のテーマは「Survive」。どうしてもお仕事が東京寄りで、関西にもっとRubyの仕事を!という環境なようで、@大阪なRubyistとしてどう取り組むのか。東京を意識するよりむしろ世界にむけて貢献する姿勢みたいなものが発表者さんたちから感じられたプレゼンテーションの数々でした。
その中から、個人的に印象にのこった名言をいくつかチョイスしてご紹介します。
川端 光義さん(@agilekawabata)
「決め手は短納期」
「テスト駆動開発はできない」
「人材募集。勤務時間、パフォーマンスをもっとも発揮する時間」
※岡山で拝聴したスピーチのコンパクトバージョン。ポイントでやっぱり会場から「おおっ」と声がでるのがわかるところは、2回目を聞ける嬉しいところ。
Kazuhiro NISHIYAMAさん(@znz)
http://magazine.rubyist.net/
「るびまのhikiが1.8系って何かの冗談なの?」
「CSSくわしいひとお願いします」
※サーバとRubyバージョン変更による大規模対応、イシューをこれでもかというくらいしっかり管理してあとで振り返ることができるって、凄いことだと思います。
福井 修さん(@iR3)
https://github.com/ir3/e2etest/tree/master/spec
「結論をさきに言っておきます」
「No Test No Ruby」
「Ruby製のテストツールを活用しよう」
※以前からTwitterでフォローさせていただいていて、気になっていたRubyistさまで、印象どおりの誠実そうな方でした。検証の自動化について。Rubyが利用されているのはわずか1.8%ということ。
jugyoさん(@jugyo)
「結局この出来損ないの自分でやっていくのが人生なんだ」
「わかりやすい人でいる」
※Ruby→Scalaの移行はいまも継続されていることや、1パーセントのユーザーだけに機能をリリースするDeciderという機能。社内のツールはけっこうRubyで書かれているなど、Twitter社の舞台裏には会場のみなさん興味津々のようでした。
梶原 寿宣さん(@kennyj_jp)
「チャンスは準備ができているところにやってくる」
「自分の目的に集中」
「ひとつひとつは単純な事」
「ISSUEから自分でできそうなバグをなおす」
「何かを選ぶことは、何かを捨てること」
※名言満載の素敵なスピーチ、画像とキーワードで伝えるプレゼンテーション大変に参考になりました。これは真似したい!膨大なRailsへの貢献。英語のハンディを逆に文字コード周りを中心に解決することでアドバンテージにしているところに、なるほど! 理想の上司像だなぁと思いながら同学年のようで、自分もなにか貢献したいと励みになりました。
Jun Fukayaさん(@fukajun)
「黒Ruby会議」
「わりと金持ちやなと思いました」
「PHPで関数を使ってはいけないというコーディング規約」
「自分のサービスを持つと、使いたい技術が自由に使える」
※ネームプレート作ってもらえるなんて、愛されてます。黒ルビー会議の部分は、ちゃんとミュートされたんでしょうか。心配です。笑いの絶えないプレゼンテーションでした。
足立 壮大さん(@takehiro0740)
「フルタイムの学生です」
「リモートで働くことはディスアドバンテージ。何かアドバンテージが必要」
※@大阪、リモート東京、海外。この環境を学生である足立さんはすでに構築していて、こういう人が世界中どこにいても仕事ができる人なんだろうなぁと、うらやましかったり。それをサラッと実現しているように見えるのが驚異的です。質問タイムは自分も採用担当者気分になりました。ぜひウチへ! 権限まったくないです。すみません。
ライトニングトーク
このあと、恒例のLT(ライトニングトーク)が始まりました。5分間の激速スピーチです。
スピーチのタイトルとお名前を正確に追いかけられなかったのですが、タイムラインから思い出しながら
- 「.Net1.1のコード生成をRubyでやっちゃう」@shin_asouさん Rubyってそういうのに向いているのかなぁ。
- 「C#からRubyに乗り換えた」@mollifierさん http://www.slideshare.net/mollifier/c-ruby 超高速なスライドが活きてました。
- 「mruby」あれがEmacsか。。。LTなのにコード触ってる。。デモまでやっちゃう?!
- 「営業につかえるプログラミング」営業先をさがすため、テクノロジー関係のイベントを自動的に収集してくるサービスをつくって活用。http://eventboard.in/ マジすごいっす。
- 「おもしろコード」顔文字メソッド。あんなのアリ?見つけたら感動。
- 「アートで社会を変える」@Suzuki_Daisuke http://www.curatorstv.com/doc/partnership.html??https://github.com/champierre/mopa 前半ポカーン状態が、最後にあぁ、なるほど!と感嘆多数。
- 「かっこいいUI」デモが見たかった。
なくなく退場。
このTLがおわったあと、非常にうしろ髪ひかれる思いで会場をあとにしました。
拝聴できなかったスピーカーの方の資料、当日会場での参加者の方が提供してくださっていた資料を下記にまとめます。
Toshiaki Koshibaさん(@bash0C7)
「5年前に関西から飛び出したRuby初級者が自分なりに重ねて来たコードと行動」
https://speakerdeck.com/bash0c7/kansairubykaigi05
Tomohiro Hashidateさん(@joker1007)
「Hobby.new(“Ruby").to_work 」
https://speakerdeck.com/joker1007/hobby-dot-new-ruby-dot-to-work
Shintaro Kakutaniさん(@kakutani)
「RubyKaigi.rebuild(as:intl_conf)」
@mnaoki72 さん
マインドマップによるまとめ
http://www.mnaoki72.sakura.ne.jp/pdf/kanrb05.pdf
最後に
とても刺激をうけた一日でした。脱ぼっち飯で一緒に食事もしてお話できたのも楽しかったです。これはとっても個人的に感じていることですが、ソフトウェアが果たす人とのインターフェイスと、そこから先の部分でふたたび人をつなぐ、非常に人力な「軟骨」の部分(たとえば配送とか集金とか)って、とっても重要なわりにITの手がつけられていない部分なんじゃないかな?と思います。
ソフトウェア・エンジニアのみなさんって、もちろん仕事でプログラミングをしているわけですが、さらに自分のフリーな時間を楽しみとしてさらにプログラミングに費やす。ついやすっていう表現はおかしいな。どこかノミで木を削りだす職人のような印象があるんです。
自分のイメージしたものを手で作り出すことができる人たち。それは孤独な作業ではあるけれど、いっぽうでこれだけ沢山の人が互いの仕事に興味をもっている。誰かの良い仕事に賞賛を与え、貢献することに喜びを感じているひとたち。そして、共通の言語で世界とつながっている。Rubyは道具であり、コトバであり、文化であり、哲学であり。なによりも表現の手段です。Rubyは20年かけて協力者の手で育ち、これからも多様、かつシンプルに表現者たちのイメージを形にしてくれることでしょう。
おもにTwitterから発表者の方のURLや資料などをつけてまとめていますが、もし間違いなどありましたら、Twitter(@daddydaddy)かコメントで是非教えてください。すぐに訂正します。
スイーツタイムのカヌレ。美味しくいただきました。@higakiさんの「カヌレ堂の方から来ました・・・」ウケました。カヌレ堂さんブラボーです。http://instagram.com/p/dqtF_dysml/
タイムテーブル
時間 | タイトル | 講演者 |
---|---|---|
9:30 | 開場 | |
10:00 | オープニング | |
10:20 | Rubyistによるアジャイル開発 | 川端 光義さん(@agilekawabata) |
10:40 | migrate to magazine.rubyist.net | Kazuhiro NISHIYAMAさん(@znz) |
11:00 | 休憩 | |
11:10 | No Test No Ruby | 福井 修さん(@iR3) |
11:30 | @jugyo を支える技術 | jugyoさん(@jugyo) |
11:50 | ランチタイム | |
13:00 | No Sugar 〜私はどのようにしてRails開発に貢献したか〜 | 梶原 寿宣さん(@kennyj_jp) |
13:40 | 休憩 | |
13:50 | 平凡なエンジニアとRails | Jun Fukayaさん(@fukajun) |
14:10 | 京都の大学生がRubyistとして生活費を稼ぎながら生きていくためにしたこと | 足立 壮大さん(@takehiro0740) |
14:30 | スイーツタイム | ひがき まさるさん(@higaki) |
15:00 | Lightning Talks | |
15:40 | 休憩 | |
15:50 | 5年前に関西から飛び出したRuby初級者が自分なりに重ねて来たコードと行動 | Toshiaki Koshibaさん(@bash0C7) |
16:10 | Hobby.new(“Ruby").to_work | Tomohiro Hashidateさん(@joker1007) |
16:30 | 休憩 | |
16:45 | RubyKaigi.rebuild(as:intl_conf) | Shintaro Kakutaniさん(@kakutani) |
17:45 | エンディング |
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