三菱東京UFJ銀行のコンビニATM手数料など、優遇内容がどう変わるか調べてみたよ。

2013年 12月20日(金)以降、三菱東京UFJ銀行の提携コンビニATM利用手数料などに対する優遇が大きく変わります。全体的にいえば、優遇を受けられる条件が厳しくなって、優遇の内容もダウンしています。スーパー普通預金(メインバンクプラス)改定のお知らせパンフレットを手に入れたので、ポイントの紹介と感想を紹介しておきます。
MUFGメインバンク改定

どんな場合に優遇がうけられるのか

優遇レベルが3つのステージに分かれています。小さいレベルから紹介します。

優遇サービスの前提

「三菱東京UFJダイレクト」の契約および初回登録と除菌残高の取引条件

これまでは預金残高などの条件を達成していれば、おもにコンビニATM手数料が一定まで無料という優遇をうけられましたが、今回の変更でネットバンキングの利用登録をしていなければそれらが受けられないという変更がありました。やネットでのお金の取引に抵抗がある人にはけっこう高いハードルかもしれません。例外として65歳以上、もしくは預金残高1000万円以上の場合は初回登録が必要ありません。

ネットバンキングは常用していなくてもとりあえず登録すればよいので、契約資料をおくってもらってはどうでしょう。

ホワイトステージ

条件

預金残高合計が10万円以上、またはインターネット通帳(Eco通帳)。または所定のクレジットカードの引き落とし(ICクレジットカード、スーパーICカード(クレジットカード機能)、MUFGカード、NICOSカード、DCカード、UFJ JCBカードの引き落としが対象)

優遇内容

三菱東京UFJ銀行のATM時間外手数料が何回でも無料

ポイントは銀行内のATMだということ。銀行が近くにある人はよいですが、コンビニでちょこっと引き出そうっていうっていうのがやりにくいですね。

今回の改定までは年金の受け取り、自動積立定期預金の利用がホワイトステージの条件に入っていました。ここに頼っていたひとは注意が必要です。給与の受け取りはシルバーステージに格上げされました(といってもステージごとの優遇がレベルダウンしているので、実質同じなんですけれど)

シルバーステージ

条件

預金残高が30万円以上、または給与の受け取り(10万円以上/月)

優遇内容

提携先コンビATM利用手数料が3回まで無料

私の場合は、給与の振込口座をMUFGにしているので、このシルバーステージとなりました。

シルバーステージは適用条件の預金残高が50万円から30万円に下がった一方、コンビニのATM利用が無制限無料だったところ、月3回までとなりました。ついつい少額でなんども引き出してしまうので、ぐっと我慢してお小遣い節約することにします(T_T)

以前には外貨預金・投資信託(継続預入プラン)の利用、カードローンの利用、ICクレジットカード・スーパーICカード(クレジットカード機能)のショッピング利用累計額50万円以上が対象でしたが、これらが優遇適用条件からはずされました。

プラチナステージ

条件

預金残高等合計500万円以上、または住宅ローンの利用(完済後2年間まで)、または借入残高の合計が500万円以上

優遇内容

三菱東京UFJ銀行ダイレクト他行あて振込手数料が無料(月3回まで)テレフォンバンキングは対象外

このステージには無縁ですが、これまでとの変更点としては他行ATM利用手数料の月3回まで無料が終了したことが大きいでしょう。また、シルバーステージ同様コンビニATM利用が無制限無料だったところ月3回までに制限されました。

全体的な感想

詳しい変更内容は直接三菱東京UFJ銀行の改定案内ページをごらんください。

年金の受け取り口座が条件になっていたところ、65歳以上になって高齢者層を取り込む一方、クレジットカードの利用累計額が条件からはずされるなど、どちらかというと条件の判定がシンプルになりました。コンビニから距離を置いたり、条件の預金残高を下げたり、一方でUFJダイレクトの登録が必要になるなど、ウチのサービスへの囲い込みをしたい感じがみてとれます。

既存の優遇はレベルダウンさせてコストダウンをかけつつ、間口をひろげて客を増やそうというところでしょうが、どうしてもサービス低下という印象をうけました。

ネットバンキングやコンビニ銀行が低コストで対抗して、各銀行サービス合戦が激しくなっていたところですが、ここでそれらに見直しをかけようという動きかもしれません。