京都嵐山の宿 花伝抄に子連れで行って来ました。

2013/08/06

先日、旅行で訪れ宿泊した京都嵐山の花伝抄。すっかり気に入ったので紹介します。
こども連れ、赤ちゃん連れにおすすめの宿です。
花伝抄の玄関
場所は阪急電鉄嵐山駅から、徒歩1分。駅から降りて宿を探そうとする余裕もないほど近い・・・。近すぎて目の前の建物がそれだと気がつくのに時間がかかったほどです。

まだ開業して間もないんだって

まだ開業して1年ほど(2012年開業)しかたっていないそうですが、どうやってこんな立地確保したんだろう?口コミサイトでも評判がよくて、妻はテレビで紹介されているのを見てこの宿を知ったそうです。

阪急嵐山駅まえ
玄関前から見た阪急嵐山駅。道一本はさんで向かいです。

訪れた印象をひとことで表すなら、とても考え抜かれたサービスを提供しているというところ。対面のおもてなしの老舗旅館というよりは、行き届いた施設と計算されたセルフサービス、お得感の演出がうまく機能していると感じました。

ポイントをいくつかまとめると

・大浴場のほかに予約なしで自由に利用できる5種類の貸し切り風呂
・天ぷら、おばんざい、ドリンクは無料で注文自由
・庭園を眺めながら、ほぼいつでも利用できるセルフの珈琲
・館内は、そなえつけの作務衣で。選べる浴衣も自由に貸し出し
・無料の夜鳴きそばサービス

もともとの宿泊料金のなかでほとんどまかなわれているのが特徴といえると思います。お宿の中では財布を出すことがなかったです。追加料金を気にしなくていい、このフリー感が贅沢な感じを演出していると思います。

お宿の中はぜーんぶ畳敷き気持ちいい!

フロントでチェックインを終えると下足箱に靴を預けて、館内はすべて畳敷き。フロントからエレベーター、お部屋まで素足で気持ちよく、1歳になったばかりの娘もおぼつかない足取りとハイハイでバリアフリーのお部屋まで到着できました。

ぜーんぶ畳敷きの館内
ぜーんぶ畳敷きの館内

2階から4階までは客室。温泉施設やレストラン、おみやげコーナーなどすべて1階に集中しています。少ないスタッフでもまわしていけるように工夫されているのだと思います。

お部屋に備え付けの館内着で自由に移動できます。子供用も用意してくれました。この作務衣意外にもフロントのすぐ前のコーナーでいろいろな貸し出し浴衣を着ることもでいます。よく旅館であるようなのではなくて、お祭りに着ていくような浴衣。けっこうこれをきている若い女性もいました。外人さんも何組か見かけましたが着てましたね。帯の結び方と裾が膝のあたりになって残念なことになってましたが。

子供も外人さんも大丈夫な食事

もし外人さんの知り合いなんかで京都で泊まりたいなんてリクエストがあれば、ここ華伝抄はおすすめできると思います。その理由の一つは食事。夕食です。和食のコース料理。ぼくらは個室に案内されました。個室専用の炊飯器が備え付けられていて、炊き立てのご飯を。運ばれてくるお料理のほかに手元の注文用紙に、すきな天ぷらとおばんざいの数を記入して渡すとなんどでも追加で運んできてもらえます。このおばんざいだけでご飯が進むんですけれど。

9歳の息子には和食のコースは無理かな?と思っていましたが、エビやコーンの天ぷらをパクパク。めずらしい前菜や添えられた沢ガニにも興味を持ったようで楽しんで食事をしていました。

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このお宿は貸し切り風呂が特徴です。お風呂の入り口のパネルに利用状況が表示されていて、あいていれば自由に使ってくださいというスタイル。それぞれのお風呂はスタイルが違って、僕らは乳児が一緒なので一番シンプルな「弐の湯 夢想の湯」をチョイス。檜の香りが漂い、けっこう浴室内は暗くて雰囲気ありすぎです。大きな木のお風呂に家族4人で浸かって満足です。

花伝抄ホームページより
花伝抄ホームページより(写真クリックでリンクしてます)

 

風呂上がりに大浴場側の入り口にアイスクリームが無料で提供されてました。まあ、なんということでしょう!翌日朝風呂の後で覗いてみると、冷えたヤクルトでした。もちろんおいしくいただきました。しばらく新聞を読みながらまったりしている間にも何組かカップルが貸し切り風呂の梯子をしていました。アイスには気がついてなかったみたいだけど、教えてあげない。

お部屋はリゾートホテルとしては少し小さめな気がしました。けれどベッドルームをうまく配置しているし御簾がついているなど(初めて見ました)小技が聞いています。

扉を開けると小さな流し台
扉を開けると小さな流し台
お部屋に御簾?
お部屋に御簾?

 

今回はもう宿をたのしむためのマッタリ旅と決めていたので、お部屋でだらだら、テレビをみながらゆっくり過ごしました。食事をたらふく食べたら動けないってのもあります。

同じように食事していた妻ですが、僕が寝ている間に無料の夜鳴きそばも食べに行っていたようです。どこに入るんだ?

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朝食はあらかじめ洋食か和食を選びますが、その部分は前菜のようなもので、ビッフェから好きなものをとってきて食事することができます。ただのバイキング、皿に盛り盛りで残念な感じにならない素敵なスタイルです。またお釜は各テーブルそなえつけなので、基本的にこの宿はお米好きに向いていそうです。

妻と子供たちがおみやげを選んでいる間、喫茶室を利用していました。庭園をながめながセルフサービスの珈琲をいただきました。一応時間指定があるんだけど、あってなきが如し。

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さて、まとめます。
乳児は無料として、3人での予算はほぼ5万円でした。かなり細かくいろいろな料金プランあるようで、予約した妻によると、「子供がいっしょのプランもあったんだけれど、そちらにするより、ほかのやつのほうが料金同じくらいで部屋が広かった」とか、じっくり検討したほうが有利になったりもするようです。

レビューを読むと、駐車料金はかかるのになっとくできないとかあります。でも駅前だし京都に車は不便も多いので電車旅をおすすめします。

僕らは翌日に渓谷の景色を楽しむトロッコ列車を楽しんだ後、10分ほど田んぼ道を散歩してJR馬場駅から京都駅へ戻ってきました。チェックインが15時なので、それまでは京都の街を散策して、食事のあと下駄を借りて渡月橋へ夕涼み、対岸のおみやげやさん街をぶらぶらなんて感じで過ごしてはどうでしょう?

3時チェックイン、11時チェックアウト。チェックアウトは延長可だそうです。土日の夕食は5時7時で入れ替え制になっているみたい。
僕らが宿泊したのは夏休みに入っているとはいえ平日だったので、土日に宿泊客が多くなると少し事情はちがうのかも。そのあたりは差し引いてレポートを参考にしてください。

渡月橋 大堰(おおい)川

渡月橋 大堰(おおい)川

花伝抄の玄関

京都嵐山温泉 花伝抄
所在地 〒616-0003 京都府京都市西京区嵐山西一川町5-4
TEL 075-863-0489

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